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今回は『間違っていませんか?あなたの日焼け止めの選び方!?』をご紹介させて頂きます。

紫外線の強い季節がやってきました。そろそろ日焼け止めのシーズンがきたと思っているところではありませんか? 実は日焼け止めは年中必要だったってこと知っていました? 今日は、紫外線について、またその効果的な日焼け止めの選び方についてご紹介いたします。

紫外線には二つの種類があります!

太陽からくる可視光線は、7色。虹の色ですね。その外側に目に見えない部分の光、それが紫外線です。その紫外線にはUV-AとUV-Bという2つの種類の強い光エネルギーがあります。
どちらも、私たちの肌に悪影響を与えるものですが、中でも気をつけなければいけないのは、波長の長いUV-Aです。波長が長いので、窓ガラス越しでも、部屋の中へも侵入してきて、私たちの毎日の生活の中で悪影響を与えています。そのため、生活紫外線とも呼ばれています。肌に当たるとその30%〜50%が表皮を通過して真皮まで到達して肌に重大なダメージを与えます。
一方、夏にピークを迎えるUV-Bはレジャー紫外線と呼ばれ、海水浴や夏場のジリジリした焼き尽くすような光で、肌炎症を起こす場合があります。夏と聞いて日焼け止めが必要!と思うのは、このUV-Bのことかもしれません。
UV-B紫外線が強い時間帯は朝の9時ごろからお昼の3時くらいまでです。UV-A紫外線の方は朝の7時から夕方5時過ぎまで注意が必要とされています。その中でも、お昼の12時前後が両方とも一番強くかなりの量が届いているので、紫外線対策なしの外出は絶対にやめましょう。
季節でいうと、やはり紫外線が増えるのは4月から9月が強く、UV-Bは7月に最高になり、しかしUV-Aは1年中対策が必要です。雨の日で20%、曇りでも65%の紫外線が届いていると言われています。油断大敵です。

紫外線で起こる肌トラブルの症状

紫外線を浴びることによる肌トラブルは日焼けだけではありません。実は、ほんの2、30分紫外線を浴びただけで、肌の水分量が減少するのです。早朝だからと、犬の散歩、ジョギング、通勤、通学、洗濯物干しなど、日焼け止めなしでは肌は大幅にダメージを受けています。
水分量が低下すると、肌のバリア機能が低下し、どんどん水分不足を招き、乾燥肌に。ターンオーバーがうまく働かなくなると、メラニンの排出がうまくできなくなり、シミ・ソバカスの発生に。
また、生活紫外線を浴び続けることで、ダメージが蓄積され、真皮のコラーゲンやエラスチンがダメージを引き起こし、ゴワゴワしシワが深くなってきたりします。年齢とともに、肌が黄色くなる「黄ぐすみ」も紫外線が原因であることがわかっています。真皮にあるたんぱく質が紫外線によってカルボニカル化が起こるためです。
加齢での肌のダメージを防ぐのは容易ではありませんが、紫外線によるダメージは日焼け止めで防ぐことができます。早めのお手当てで、紫外線ダメージによるシミ・ソバカスを防ぎましょう。

適切な日焼け止めの選び方

日焼け止めにはSPFいくつとか、+++とかの表示があると思いますが、生活紫外線UV-Aは+++で表されています。特に夏場の海水浴やアウトドアなどレジャー紫外線UV-Bの対策にはSPFは数値の高めのものが必要です。しかし、日常の生活の場合は+の多いものを選ぶのがコツです。また数値の高いものが、強力な紫外線をカットできるというのではなく、その効果が及ぶ時間が長いということなのです。
もし、普段の通勤などでしたら、SPFが50でなくても、30くらいでも大丈夫。その代わり必ずUV-Aの+(++++4つが最高)が高いものを購入されることをオススメします。外でのお仕事が多い方は、SPF値の高いものなど、日焼け止めはその人の生活習慣や、お出かけのシーンによって、変えるのがベスト。
そして、1日中、効果が続く日焼け止めはありませんので、必ず塗り直しが必要です。お昼に一度付け直しをしてくださいね。

皮膚ガンの予防や免疫低下を防ぐ意味でも日焼け止めは必要です。お休みの日にメイクは止めた!って日でも、日焼け止めだけは忘れずに。雨の日もくもりの日も、日焼け止めをお忘れなく。