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今回は『冬の乾燥にはセラミド入りのスキンケアが一番!』をご紹介させて頂きます。

セラミドってよく聞くけど、何?と思いませんか? 実は表皮の一番上、角質層にあるのがセラミドで、外からのケアで確実に届くので、簡単にお手入れできるんです。今日はセルフケアで一番使いやすいセラミドについてご紹介します。
セラミドって?

セラミドは皮膚の表皮、それも一番上にある角質層にあり、細胞と細胞の隙間を埋める細胞間脂質なんです。これが不足すると、水分を蓄える能力も低下して乾燥肌になりやすくなります。また、20歳台では100%だった角質中のセラミドも40歳前後では含有率が半分にまで下がると言われています。そのせいで、ハリや弾力がなくなり、ほうれい線ができたり、たるみができたりします。
表皮の下には、よく耳にすると思いますがヒアルロン酸が、網状の構造をしたコラーゲンやエラスチンの隙間を埋めてくれます。また、CMや写真などで見る網状の皮膚は、セラミドやコラーゲンがなくなると、綺麗な千鳥格子の模様だったはずが、その線が乱れてきます。その乱れ具合が、頰のたるみなどになってきているわけです。これらはお肌には大切な成分なんですが、セラミドは角質層にあり外に近い分、肌に浸透しやすいんです。つまり、外から自分で十分ケアできる範囲にあるということです。
セラミドが含まれている化粧品を見分けるには

セラミドは実は高価なものなので、極端に安い商品はセラミドは微量しか入っていないことが多いです。配合量も要チェックです。裏を見て、配合量がわかればベストですが、簡単に見分ける方法は、裏の成分の配置順は、量の多いものから順番に並んでいます。大体が最初は水などと書かれていると思います。どんどん少なくなっていくので、セラミドが多いかどうかの判断基準にはなります。
また、「セラミド」とだけならわかりやすいですが、セラミドにはいろいろなタイプがあります。
天然セラミド、人型セラミド、ミルクセラミド、合成セラミドなどなど。その中でも人間の肌と同じ科学構造を持つ人型セラミドがおすすめ。保湿力が違います。セラミドをそのまま配合しただけでは、ごく表面にしか届かないので、ナノ化させて隅々までいきわたるよう計算されたものを選ぶことがポイントです。
テスターを手に取ってみて、どろっとしているものを選びましょう。さらさらしていたら、セラミド成分は少ないでしょう。セラミドは油に溶けやすい脂溶性なので、水には溶けないので、どうしてもどろっとしているのです。
また、ついでにヒアルロン酸などの保湿成分が一緒に入っているものがあればベターですね。
セラミドを効果的に使うには
セラミドは一番最初に入れてあげるのがベスト。導入化粧水やブースターと呼ばれるものが最近は多く出ていると思います。化粧水の前に先にセラミドを入れてあげて、次に化粧水やクリーム・乳液の成分を入れやすくするというものです。
いつもの化粧水に、冬場の乾燥シーズンだけ脂分の多いクリームに変えているという方も多いと思いますが、年齢肌の場合、エイジングケアとして導入化粧水を使うのをおすすめします。一点豪華主義ということで、導入化粧水を追加してエイジングケアをしてみてはいかがでしょうか。風呂上がりにタオルで顔を拭いたら、すぐにお手入れしてください。その後に歯磨きやら、ドライヤーやらをやって、その後いつものスキンケアで大丈夫。
セラミドは外から簡単にケアできるとてもわかりやすい、優れた成分なんです。
スキンケアは自分でイメージすることが大切です。セラミドが角質層に入っていくのを、入ってる、入ってると思いながらお肌に浸透させてください。
余談ですが犬の皮膚病で獣医さんにいきましたら、「冬は犬も乾燥します。湿度とセラミドの入っている市販のクリームで乾燥を防いであげてください」と言われました。人間と一緒ですね。セラミドで冬の乾燥からお肌を守りましょう。