精巣上体炎

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30歳男性です。

地元の泌尿器科で、急性精巣上体炎と診断されました。

クラビットでは熱が下がった程度で、痛みや腫れの改善が見られず、グレースビットに薬を変えてもらってから、症状が改善されました。

前々からの予兆はなく、痛みを初めて感じた翌日には受診しました。

症状は、排尿痛は無く、初診にかかった時点で38度くらいの発熱と、初診〜グレースビットに薬を変えて貰って落ち着くまでの間、歩行困難なレベルでの下腹部や陰嚢の痛みがありました。

かかった泌尿器科では、触診とエコーと尿検査を行なって貰いました。

年齢的に、性感染症起因の可能性が高いかと思い、医師に確認したところ、尿からは原因の細菌は見つからなかったと言われました。

しかし、抗生物質で改善しているため、細菌性の発症だったと思っています。

尿検査で原因が見つからないケースだと、どのような細菌が原因になった可能性が考えられますでしょうか?

原因菌は分からないけど、抗生物質で快方に向かっている状況に、自分としては戸惑いや不安があります。

もちろん、医師にOKと言われるまでは、服薬や通院は続けるつもりです。

尿検査で原因の細菌が見つからないということはあるのでしょうか?
見つからない細菌はどのような物でしょうか?

すいませんが、ご教授頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。
尾上 泰彦
プライベートケアクリニック東京 新宿院
貴方は30歳の男性。 ある日、突然、陰嚢内容の痛みと腫れを認め、その翌日に泌尿器科を受診した。
その初診時には、排尿痛などの尿道炎症状はなく、陰嚢内容の疼痛、腫大、38℃代の発熱を認め、その臨床症状から急性精巣上体炎と診断を受けた。
抗生剤(クラビット)の投与では熱は下がったが、痛みや腫れの改善が見られず、歩行困難なレベルでの下腹部や陰嚢の痛みが持続していた。しかし抗生剤をグレースビットに変更してから症状が改善された。以上まとめてみましたが、臨床経過は順調、良好で喜ばしことです。
貴方はこの数カ月の内に性感染症になる機会はなかったのですか。
もし1回でもあれば、原因菌(起炎菌)はクラミジアあるいは淋菌の可能性があります。尿道症状がなければ尿検査で原因となる細菌を検出することは困難です。この泌尿器科医の臨床経験で原因菌となるクラミジア、淋菌などを含めて抗生剤を選択し治療していると思われます。このように原因菌が特定できないことは多くあります。
精巣上体炎が再燃しないように、このまま、治療を継続されればよろしいと考えます。