亀頭包皮炎、抗生物質の点滴？

少し長くなりますが、経過をまとめてみました。
先週の金曜日に、新しくできた彼女に生でオーラルセックスを受けた。
日曜日から陰部の裏筋の部分痒みと少しの赤みが出現した。
水曜日に泌尿器科に行き、性器ヘルペスを疑われて、ガンシクロビルを処方された。
薬を服用しても一向によくならず、むしろ悪化した。
昨日より亀頭および包皮に痒みに加え痛みが出現、さらに真っ赤に腫れるという状態になった。
歩行障害をきたすほど腫れており、疼痛がある。
同時に39度の熱、咳、喉の痛み、倦怠感が出てきた。
今日、他の泌尿器科医師に診てもらい、血液検査の白血球数結果から淋病の可能性があるということで、抗生物質の点滴を受けた。明日も点滴してもらう予定。処方薬はロキソニンのみで、外用薬はもらっていない。
ネットや本で調べて、自分としては、亀頭包皮炎だと思っている。
亀頭包皮炎の治療にはステロイドなどの軟膏の塗布が一般的だとあったのですが、今回、陰部には触れないようにと言われた。
本当に痛くて腫れて、いつもむける包皮が全くむけない。
以上まとめてみました。

性器ヘルペスであれば水疱あるいはビランを認めるはずです。
もしオーラルセックスによる性器ヘルペスの初感染であれば皮膚・粘膜症状として水疱あるいはビランが左右対称にでるのが一般的です。
また典型的であれば発熱、鼠蹊部リンパ節腫脹、疼痛を認めます。
であれば貴男は性器ヘルペスではない可能性があります。
ガンシクロビルは抗ウイルス薬ですが、性器ヘルペスに投与するのは一般的ではありません。
また泌尿器科医で血液検査の白血球数結果から淋病の可能性があるということで点滴を受けたということですが、
淋病の臨床症状がなく、血液検査の白血球数結果から淋病と診断するのは考えにくいことです。淋病診断の根拠がありません。
貴男が言うように亀頭包皮炎の可能性が大きいです。
亀頭包皮炎の治療にはステロイドなどの軟膏の塗布が一般的だと書いてある、
または考えている先生が多くいらっしゃいますが、そうではありません。
口唇、ペニスなどのデリケートゾーン（粘膜、粘膜皮膚移行部）は、他の皮膚と比較して薬の吸収率が数倍高いので、
ステロイド軟膏の塗布はできる限り避けた方がよろしいでしょう。非ステロイド系の軟膏をお勧めいたします。
参考になったでしょうか！　お大事になさってください。