処女膜強靭症 ショジョマクキョウジンショウ

初診に適した診療科目

処女膜強靭症はどんな病気?

処女膜強靭症とは、女性の処女膜が厚くなり、リング状に硬くなっていまっている状態です。
日常生活において、自覚症状はあまりなく、性交の際に男性の陰茎の挿入時に痛みを伴って初めて、異常に気づくことが多いです。
原因は主に先天的なもので、膣口部が狭く伸びにくくなっています。治療としては、婦人科、産婦人科で局部麻酔による手術を行い、日帰りで帰る事も可能です。

主な症状

処女膜強靭症の一般的な症状として、性交の際に無理な挿入による大量出血。または性交のたびに痛みを感じる。性交のたびに少量出血する。
さらに、これらの要因が複合することにより、性交恐怖症が引き起こされることがあります。
また症例によっては、挿入すら困難な場合があるため、不妊症の遠因となったり、難産の要因になるケースも存在します。

主な原因

処女膜強靭症は通常の処女膜より厚かったり、伸びにくかったり、硬くなってしまっている様な症状の事を言います。
この原因は先天的なことが多いですが、心理的なことが原因の場合もあります。性交渉に対する極度の不安により、膣が力んでしまうことがあります。

主な検査と診断

処女膜強靭症の検査方法は、産婦人科医による膣鏡などを利用した肉眼的観察により行います。
ただし、その診断により、身体的に何ら問題が発見されない場合は、性交渉の潤滑液が不十分な可能性や、性交渉に対する極度の不安などの精神的な問題がある可能性がありますので、クリニックや心療内科などでのカウンセリングによるメンタル的な側面での検査も有効な場合があります。

主な治療方法

処女膜強靭症の治療法は、性交渉時の潤滑液が不十分な場合は挿入前にローション、ゼリーを使用するなどの対処法があります。
膣が生まれつき狭く、膣の一部が閉鎖している場合や、処女膜が強靭または過敏な人もいます。
その場合、切開手術や切除手術を行います。手術は15分ほどで修了し、入院無しの日帰り手術でおこなうことができます。
しかし、手術をおこなった後も心理的な問題で性交痛がある場合があります。そういった場合には専門家によるカウンセリングや精神療法で克服する例もあります。