はしか ハシカ

初診に適した診療科目

はしかはどんな病気?

はしか、正式名は麻疹。乳幼児期のワクチン接種により、感染者は減ってきている。麻疹の主な症状は風邪ににており、咳、鼻水、39度以上の高熱、発疹、眼球結膜充血など。また、発疹がでてくるころ、口の中にコプリック斑という白い斑点ができる。現在特効薬はなく、対処療法による治療により合併症状などを防ぐが、予防の段階でのワクチン接種が非常に大事とされる。

主な症状

はしかにかかると症状がでるまでに約10日ほどの潜伏期間があります、その後発症してからは、38度前後の発熱から始まり、くしゃみや咳、鼻水というようなふつう風邪といわれるものと似たような状態になります。その後ちょっと熱が下がるときがあり、口の中に白い発疹がでます。その後さらに高熱がでて、同時に赤いちいさな発疹が次々とでてきます。

主な原因

はしか(=麻疹)とは、麻疹ウイルスが原因でかかる病気です。(麻疹→ましん)その麻疹ウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、主に人から人へ感染します。感染力が非常に強いため、過去にかかったことがない人やにワクチンを打っていない人などの、免疫を持っていない人が感染した場合、高確率(ほぼ100%)で発症します。

主な検査と診断

はしかの検査方法とは、抗体を持っているかどうかを調べる血清抗体検査になります。従って、血液を採取しての血液検査をすることになります。この抗体を調べる血液検査ですが、感染初期の頃にはEIA法というのを使用いたします。ワクチン摂取後の抗体検査は6から8週間後にEIA法の抗体検査を受ければ抗体をチェックすることが出来るのです。

主な治療方法

はしかは、根本的な治療法はなく自然治癒が一般的とされています。しかし、症状を和らげるための方法として咳どめや解熱剤を使用したり、抗生物質を使う方法が挙げられます。前者は、医師のアドバイスを受けながら処方してもらうことで熱が下がり一時的に楽になります。後者は、麻疹の二次感染を防ぐために抗生物質を服用する場合があります。症状がひどい場合は、抗生物質を服用するのではなく注射を打つこともあります。