食道がん ショクドウガン

初診に適した診療科目

食道がんはどんな病気?

食道がんは日本においては男性に多く発生しています。それはなぜかというと、男性の方が喫煙・飲酒をしているためであり、特に2つ両方を過度に行っているとがん罹患リスクが高くなります。初期症状があまりないのが特徴で、毎年人間ドックを受けていれば早期発見が可能ですので、40代になったら毎年検診を受けるようにしましょう。予防方法は、飲酒量を控える・禁煙するといった点があります。

主な症状

食道がんの症状について挙げていきます。まず初期段階では、出ない方が多いです。少しずつ進行していくと、「食べ物を飲み込んだときに違和感がある」、「チクチクとした痛みを感じる」、「飲み込んだ食べ物がつかえる、しみる」などが出てきます。さらに進行するとこれまで感じていた痛みや違和感が強まります。そして食事することが困難になっていき、体重が激減してしまいます。

主な原因

食道がんの原因については、日頃の生活習慣から発症するケースが多く、特にリスクが高いと思われているのが、喫煙と飲酒です。お酒を飲む人はよくたばこを吸う場合が多いですが、飲酒も喫煙もする人は非喫煙者非飲酒者の人に比べると発症のリスクが非常に高くなります。また暑いお茶などを好んで飲む人や辛いものを好んで食べる人も発症のリスクが高くなります。

主な検査と診断

食道がんの発見には、食道内視鏡検査が有用な検査方法であると言われています。口から内視鏡を挿入し、食道を観察します。時間と費用もかかり、患者さんへの負担が大きい検査ではありますが、早期のがんでも発見することができます。また、胃がんや大腸がんの検査で用いられるX線造影検査などでは、食道の形状の問題で、発見が難しくなっています。

主な治療方法

食道がんの治療法は何種類かあります。方法は手術、薬で散らしたり放射線治療や胃カメラを使ってがんを取り除く(早期や転移が認められないとき)こともあります。食道はリンパ節に転移しやすいため、手術で治療する場合は同時にリンパ節も切除することもあります。胃カメラによっての切除では、リンパ節を取り除くのは不可能です。進行度により、きちと主治医と話し合って方法を決めましょう。