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骨盤腹膜炎(卵管炎)(結核)こつばんふくまくえん(らんかんえん)(けっかく)

骨盤腹膜炎は卵管炎や卵巣炎などの子宮付属器炎が悪化して、炎症が骨盤腹膜にまで広がってしまった状態です。性感染症や流産、分娩後に子宮内膜症を起こした後は卵管炎や卵巣炎になりやすく、それが波及することで骨盤腹膜炎となるのです。
要因としては、クラミジアが比較的頻度が高く、注意の必要なのが結核です。
クラミジア感染の多くは、性交による感染になりまが、結核は性交と無関係に伝染します。
症状は、腹痛や腹部の不快感等が起こりますが、結核は症状に特徴的なものはありません。他の臓器に結核がある場合は、安易に診断出来ますが、腹膜炎だけの場合は、ガン性腹膜炎等と区別が難しい病気です。
治療法としては、結核の内科的治療により完治します。
基本的には抗結核薬であるリファンピシン、イソニアジドなどを6カ月投与します。効果不十分で耐性菌の場合、ピラジナシド25mg/kg、ストレプトマイシン、エタンブトール、サイクロセリンなどを適宜追加します。6カ月の化学療法終了後は3、6、12カ月後にそれぞれ検査を行います。性器結核で内臓器の癒着が強度の場合、感染巣と思われる臓器(子宮など)を摘出する場合もあります。
結核による臓器の癒着が生じた場合、不妊症になる確率が高くなります。ただし、抗結核化学療法を計画通り行えば、致死的になることはまずありません。

治療が行える主な診療科目