乾燥性前鼻炎 カンソウセイゼンビエン

初診に適した診療科目

乾燥性前鼻炎はどんな病気?

乾燥性前鼻炎は鼻の入り口があれて、湿疹が出来てきて痒みや刺激を感じます。手が触れることで、かさぶたが出来てきて、そうなると余計に痒みを感じます。
更に、症状が進むと鼻前庭の後ろに続く鼻中隔粘膜にまで及ぶことがあります。潰瘍が出来、鼻血が出ることもあります。
原因は不明ですが、鼻をほじる癖のある人や、鼻毛を抜く癖のある人に多くみ受けられます。

主な症状

乾燥性前鼻炎とは、鼻前庭湿疹とも呼ばれる鼻炎のことです。乾燥性前鼻炎の症状としては、鼻の入り口のあたりの皮膚が荒れ、かさぶたができて、かゆみや刺激があるというものが挙げられます。
乾燥性前鼻炎の原因としてよく挙げられるのは、鼻をほじるくせや、鼻毛を抜くくせ、さらに、鼻毛を伸ばしっぱなしの不潔な状態にしておくことなどです。

主な原因

乾燥性前鼻炎は、鼻毛を無理矢理抜いたりしたために傷付いた鼻の中を、汚い手指でいじったことが原因で、鼻の中が炎症を起こしたために発症します。
また、鼻の中の掃除を全くしないことで鼻の中が不潔になり、その状態で鼻の中に傷が付くことで炎症が生じ、乾燥性前鼻炎を起こすこともあります。
アレルギーなどで鼻水がたくさん出る状態の時も、鼻の中をいじりやすいので、発症しやすいです。

主な検査と診断

乾燥性前鼻炎の検査方法の基本は、鼻の粘膜の状態を診ることです。健康な粘膜はピンクですが、鼻炎の症状がある場合は赤や白です。又、粘膜が大きくなっていたり、鼻水が粘膜を覆っています。
又、詳しい検査では、抗体検査で採血を行い、抗体の種類を調べます。そして、鼻炎に多く見られる細胞の有無を調べるため、パッチテストで各種の抗原を鼻の粘膜に付け、症状が出るかを調べます。

主な治療方法

乾燥性前鼻炎の治療法として、副腎皮質ホルモンと抗生物質が入ったステロイド軟膏を塗ることが有効です。一日に2~3回、患部に触れないように気をつけながら塗ります。
また、鼻を刺激すると余計に悪くなることがあるので、鼻をいじったり、こすったり、鼻毛を抜くといった行為をしないようにします。鼻水を止めたい時には、同時に鼻炎薬も服用します。