無疱疹性帯状疱疹

初診に適した診療科目

無疱疹性帯状疱疹はどんな病気?

無疱疹性帯状疱疹とは水ぼうそうヘルペスのウイルスが体内に入り、体の免疫力が落ちた時に発症する病気であり、体中にぶつぶつができます。しかし、早めに対処すれば命関わることはありませんのでそんなに心配することはないです。風呂で感染することがありますから、治るまではお風呂は禁止です。ワクチンがありますから、子供の時に打っている場合が多いです。

主な症状

無疱疹性帯状疱疹の症状とは、皮膚や粘膜の異常と神経痛が発生し、激しい痒みと痛みを伴うものです。症状が軽い場合は、肌の違和感や軽い痒みがあり、重い場合はズキズキした痛みと痒みが同時に引き起こされます。無疱疹性帯状疱疹は、皮膚表面や深い部分に帯状の水泡が発生するため、見た目での診断がしやすいです。無疱疹性帯状疱疹はまれに痛みを伴わず水泡のみの症状も起こります。

主な原因

水疱瘡に罹った場合、それは自然に治癒をしていきますが、水疱瘡の原因となるウイルス自体は身体から完全に消滅するわけではありません。ウイルスは神経の中で冬眠状態のまま潜伏し続けているのです。水疱瘡の感染時には身体にウイルスに対する免疫記憶細胞と言うものが作られますが、年齢を重ねるごとにその数は減少していきます。免疫記憶細胞が減少してウイルスの働きを抑えきれなくなるのが、無疱疹性帯状疱疹の原因なのです。

主な検査と診断

幼少期に水疱瘡にかかり一旦治癒しますが、一部のウィルスは神経の中で潜伏し長期の冬眠状態に入ります。その後何十年も経ってから神経の中で再び増殖し、痛みを引き起こし赤い帯状の皮疹が出てくるのが帯状疱疹ですが希に疱疹の出ない場合があり、これを無疱疹性帯状疱疹といいます。見た目では診断が困難で検査方法としては血液中のウィルス抗体価を調べることになります。

主な治療方法

無疱疹性帯状疱疹は皮膚疾患のように捉えられがちですが、神経内に潜んでいたウィルスによる疾患ですので、治療法としては抗ウィルス剤を使用します。飲み薬と塗り薬両方を使うことが多いです。症状が重い場合には点滴による治療を施すこともあります。体力や免疫力の低下したときにかかりやすいので、しっかり休養をとり、バランスの良い食事をとるようにします。