慢性陰茎海綿体炎

初診に適した診療科目

慢性陰茎海綿体炎はどんな病気?

慢性陰茎海綿体炎は陰茎の海綿体に発症する慢性の炎症です。細菌の感染による発症が確認されていますが、尿道炎の慢性化や怪我から派生する急性の炎症から発症する場合もあります。また、明確な原因が不明なケースも多いのが特徴です。薬物の投与による治療が一般的ですが、症状が悪化した場合は外科手術によって患部を切除することもあります。

主な症状

慢性陰茎海綿体炎の主な症状は、陰茎海綿体に細菌感染による炎症が慢性的に起きます。陰茎部に押されているような痛み、膿、発熱、炎症などの症状が発生します。炎症が長引くと、陰茎彎曲、尿道狭窄につながり、勃起機能の低下になることもあります。怪我や尿道炎になったときに、急性の炎症が起きるケースがありますが、それを治療せずにいると慢性陰茎海綿体炎になる恐れがあります。

主な原因

慢性陰茎海綿体炎は、陰茎に無理な力を加えたりして海綿体を傷つけた時や、クラミジア感染などで尿道に炎症を起こした際に起きた急性陰茎海綿体炎を、そのまま放置したり、適切な治療をしなかったことを原因として、発症することがあります。治りきらないままの傷に、殺菌しきれなかった細菌が常在している状態なので、慢性的に炎症が続きます。

主な検査と診断

慢性陰茎海綿体炎とは男性の性器である陰茎に細菌感染が起こり陰茎内部にある海綿体が炎症を起して慢性的に腫れ上がっている状態であります。この検査方法としてはMRI検査や超音波検査をおこなうことによっておこなわれています。細菌感染で起きている症状なので抗生物質を投与することによって多くの症例で完全に治療することができるのです。

主な治療方法

慢性陰茎海綿体炎とは陰茎内部にある海綿体が炎症を引き起こす病気で、細菌での感染が主な原因と考えられていますが、性行為で感染するのか、陰茎が不衛生であるから発生する病気なのか、その詳細はあまり把握しきれていません。尿道炎やその他の急性的な陰茎海綿体炎を続発させたり、そのまま治癒せずに悪化したりする恐ろしい病気であり、いまだ明確な治療法は発見されていない病気です。