オーバーユース症候群 オーバーユースショウコウグン

初診に適した診療科目

オーバーユース症候群はどんな病気?

オーバーユース症候群とは、使い過ぎによって筋肉をはじめとした運動器が炎症や痛みを生じることです。筋肉のほかにも腱や靭帯などの炎症や損傷が考えられます。多くの場合は、過剰なスポーツ活動やトレーニングによっておこると考えられています。安静にしておけば自然に治癒するものもあれば、重症の場合は手術などが必要になるケースもあります。

主な症状

オーバーユース症候群の主な症状としては、ぶつけた覚えはないのに、痛みがひどくなっていくことが挙げられます。また、体重をかけたり、動作の行い始めだけ痛む場合もあります。痛みを感じる部分が熱を持ち、腫れや赤みが見られることがあります。指で押すと、患部がいたみます。悪化すると、活動中にも痛みを感じ、さらに進行すると、スポーツをするのが苦痛になるほど痛みます。

主な原因

オーバーユース症候群の原因は、スポーツの過剰な練習や、同じ動作を繰り返すことによって起こります。過密な練習の他に、体に合わない器具を使ったり、体重が増えたなどでも痛みを感じることがあります。また、同じ運動を繰り返すことによって感じる痛みや腫れが完治していず、筋力や柔軟性が不足したり、古傷に痛みがある場合にも発症します。

主な検査と診断

オーバーユース症候群とはその名の通り「使い過ぎ」と言う事であり、スポーツやトレーニングにより身体の筋や腱を遣いすぎる事による機能障害の総称です。検査方法は簡単で一般的に該当部位に痛みが伴うため触診・問診により容易に判定する事が出来ます。ですがレントゲンやMRIでは症状が確認出来ない場合も少なからずあり、その様な痛みは専門医よりも整骨院や整体院にて検査を受けた方が良い場合もあります。

主な治療方法

オーバーユース症候群の治療法は、基本的に指示的精神療法を用います。軽症であれば、それに加えてトレーニングを中止して休息をとります。それ以上の治療を必要とする場合は、精神面が関わっていることがあるのでセロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)を使うこともあります。また、睡眠剤(ロヒプノールなどの半減期が長いもの)を併用することもあります。