濾胞性結膜炎 ロホウセイケツマクエン

初診に適した診療科目

濾胞性結膜炎はどんな病気?

濾胞性結膜炎とは、結膜にある濾胞が炎症を起こしている状態を言います。結膜の表面にあるリンパ組織が炎症のために腫れて、まぶたの裏に小さな濾胞ができるもので、ウイルス性結膜炎に多くみられます。濾胞というのは、結膜にある小さなぶつぶつのことを言い、リンパ組織のかたまりをさします。子どもによっては、目立つ子もいますが、病的なものはほとんどないでしょう。

主な症状

濾胞性結膜炎の症状は結膜にある濾胞が炎症を起こしている状態になります。濾胞とは外部から異物が侵入したりすると、まぶたの裏の結膜にできるリンパの塊です。濾胞は小さくてブツブツしています。濾胞が多いだけでは病気を引き起こしませんが、炎症を起こすと結膜炎になります。この疾患に罹ると目が充血したり、目やにがでたり時に痛みやかゆみも伴います。

主な原因

外界から眼の中に、病原体や物質的な異物が入ってきてしまった時、まぶたの裏側にある結膜にリンパ球のかたまりができます。それは濾胞と呼ばれていて、その濾胞がたくさんできてしまったことによって、炎症を起こしてしまいます。それが原因となって発症する病気のことを濾胞性結膜炎といいます。濾胞ができる理由にはクラミジア・トラコマチスの感染などもあります。

主な検査と診断

結膜炎とはどんな病気かというと、結膜(まぶたの裏側を覆っている部分)などが炎症を起こしている疾病の総称です。流行性角結膜炎(りゅうこうせいかくけつまくえん)は急性濾胞性結膜炎(きゅうせいろほうせいけつまくえん)ともいいます。粘りのある目ヤニ、裏まぶたの異物感、結膜の充血やブツブツの濾胞ができることからそう呼ばれています。検査方法はまぶたを裏返して観察します。特別な検査はなくても診断はできます。

主な治療方法

抗菌性がある目薬を点眼することで、濾胞性結膜炎を治療する事が可能です。充血の症状が重い時は、抗生物質を含んでいる目薬の点眼を行なうことで充血を治すことが出来ます。ステロイド薬を内服すれば、瞼の腫れや症状悪化による発熱を軽減することが出来ます。角膜に異常がある時は、眼軟膏を使った治療法で角膜の傷と炎症を効果的に癒す事が出来ます。