リポイド類壊死症

初診に適した診療科目

リポイド類壊死症はどんな病気?

リポイド類壊死症とは、肉芽腫性反応、血管壁の肥厚と脂肪沈殿とコラーゲンの変性疾患のことを言います。糖尿病性細小血管症に焦点を当てた原因説があげられています。この病気は、男性よりも女性の3倍以上が一般的であるとされています。発症の平均年齢は、30歳ごろと言われています。糖尿病患者においては、早期に発生すると言われています。

主な症状

リポイド類壊死症は類脂肪性仮性壊死症とも呼ばれ、症状としては、足のスネの部分に斑点ができます。橙色に変色してしまい、悪化すると腫瘍になってしまうこともあります。また、慢性的な高血糖状態があり、、尿糖陽性がみられます。血糖値が170から180mg/dl以上で尿糖陽性となります。スネの斑点は、最初は黄色で、その後萎縮して、うつ状態になります。

主な原因

リポイド類壊死症は糖尿病の合併症として発症されると考えられています。血糖値の上昇による動脈硬化などの血管の障害によって発症するといわれています。糖尿病との併発がほとんどではありますが、検査によって必ずし合併するものではないことがわかっています。高い確率で糖尿病による合併症であることに違いはありませんが、明確な原因が未だわかっていません。

主な検査と診断

リポイド類壊死症の検査方法として、血液検査や尿検査によって、血糖値を調べるとともに、全身の皮膚の状態についても調べます。特に手足の抹消部分の皮膚について丹念に調べ、発疹や水疱などの有無や、かゆみの有無などについて問診を行います。女性の場合は特に、下腿伸側に黄色や黄褐色の浸潤局面が発症していないかどうかの確認を行います。

主な治療方法

リポイド類壊死症の治療法については、ステロイド軟膏などの薬剤投与がありますが、残念ながら特効薬はまだありません。自然治癒に任せると、治癒することもあるようです。また、この症状は糖尿病と併発することが多いので、その場合は糖尿病の治療をすることになります。その際は食事療法、運動療法、薬物療法の3つを行う必要があります。特に食事、運動の療法を行うことで改善が期待出来ます。