いんきんたむし インキンタムシ

初診に適した診療科目

いんきんたむしはどんな病気?

いんきんたむしは、股部白癬(こぶはくせん)とも呼ばれていて、白癬菌が陰部やその周辺に感染する皮膚病です。
足に発生する足水虫と同じ種類のカビの一種の真菌ですが、症状は赤み、皮むけなどがあり、かゆみを伴うことがあります。
男性だけでなく、女性もなり、発生しやすい季節は高温多湿で蒸れやすい夏で、放っておくと他の部位に広がってしまうこともあります。 治療は抗真菌薬の塗り薬を使うのが一般的です。

主な症状

いんきんたむしの症状は、陰部や太ももなど、その周辺に皮むけや赤みができます。
堤防状に周囲が隆起してわっかのようになる場合もあります。蒸れて細菌感染も同時に起こり、臭いが生じることもあります。
かゆくないこともありますが、かゆみを伴うこともあります。かゆみが強いと、夜寝てるときなどに掻き壊してしまうこともあります。
また、あせもと間違われることもあります。

主な原因

いんきんたむしの原因は、菌によるものとされています。
この菌というのは水虫とまったく同じである白癬菌であり、この白癬菌が陰部やおしりなどで繁殖することによって生じます。
カビの一種である白癬菌は、水気があるところで繁殖するので、すでに感染している人との間接的な接触、銭湯(足拭きマットなどを介して)に行くなどの行動によって連鎖的に感染するとされているのです。
足水虫になり、手で足裏を触り、その手で股を触ることにより感染することもあります。

主な検査と診断

いんきんたむしの検査方法とは、まず患部に白癬菌が存在するのかを検査する必要があります。
陰部に白癬菌がある場合は皮膚表面の検査で分かります。 まず医療用のピンセットで、患部の皮膚組織を少し削り取ります。
それを顕微鏡で観察するのです。
その時に白癬菌が見つかればはっきりとした病名が下されます。 白癬菌は人の目には見えませんので医師による検査が必要になります。

主な治療方法

いんきんたむしは水虫と一緒の白癬菌が原因ですので、治療法は患部へ軟膏を塗る事が一般的です。
皮膚科に行く事が一般的ですが、恥ずかしい場合はドラッグストアでも専用の薬が多く売られているので、薬剤師に相談した上で購入する事が出来ます。
数日や1週間で治る事は稀で、1カ月以上かけて治療する事が必要ですので、指示通りに薬を塗って通気の良い下着を身につけるようにしましょう。