みずいぼ ミズイボ

初診に適した診療科目

みずいぼはどんな病気?

みずいぼとはウイルスによる感染によって発生するいぼの一種で、小児に多く症状がみられます。感染力は非常に低いとされていますが、いぼが破れることによりウイルスが飛び散り他の部分へ移ることが多いとされています。放置していても数か月ほどで免疫が付き自然治癒すると考えられていますが、増えてしまうことも多いので除去するのが一般的だとされています。

主な症状

直径2ミリ前後で皮膚と同じような色で中に白い塊を持つブツブツができるのがみずいぼの特徴的な症状です。胸やお腹など皮膚の薄い場所やわきの下や首回りなど擦れる場所によく見られます。痒みを伴う場合があり、掻いてしまうとブツブツが赤くなり痛みがでて、膿んでしまうことがあります。またブツブツが破れてしまうと、まわりに広がってしまいます。

主な原因

みずいぼの原因はウィルスによる接触感染です。皮膚に傷口があったり皮膚にウィルスが付着したままにしておくと発生します。汚い場所に皮膚を直接触れてしまい感染しますが空気感染もあります。直接触れなくても感染する他に感染ルートは多く、抵抗力の弱い幼児や年寄りは冬などの空気が乾燥しウィルスが空気中を舞っている状態でも感染します。

主な検査と診断

みずいぼの検査方法は、主に2つあります。ひとつは拡大鏡で見て診断する方法。もうひとつは、視診での判断です。その際、患部をピンセットでつまみ、乳白色の粥状(じゅくじょう)の物質が出てくるかどうかを確認します。また、ひとつだけの場合は、「いぼ」や「稗粒腫(はいりゅうしゅ)」の可能性もあるので、組織検査をするため切除することがあります。

主な治療方法

みずいぼの代表的な治療法は、ピンセットで水泡部分を除去する方法です。痛みを伴うため、あらかじめ麻酔テープを貼っておいて痛みを緩和させます。他には、液体窒素を使って人工的に凍傷状態にして治療する方法や、硝酸銀を水いぼの先端に塗ってかさぶたにする治療もあります。時間はかかりますが、自宅で根気良く治療にあたる方法もあります。