開帳足 カイチョウソク

初診に適した診療科目

開帳足はどんな病気?

「偏平足」よりマイナーですが、じつは多くの人がかかえているトラブルです。くるぶし方向から足を見ると「土踏まず」という大きなアーチがあります。見る方向を変えてつま先から見た場合も、健康体ではこんもりと小さなアーチ状になっているわけですが、「開帳足」ですとそれが崩れてべったり接地しすぎ、足先が薄く広がったイメージになります。体重を受け止めるバネの故障とも言え、ウオノメやタコ、外反母趾につながります。

主な症状

開帳足の症状は、初期の段階では、足の疲れから始まり、放置しておくことにより外反母指の状態になります。そして小指も内側に変形する内反小指になり、硬直性屈指症という足の指の関節が固くなる状態になります。常に足のうらに体重がかかっているために、たこやうおのめが出来やすくなります。巻き爪になり痛みがあるため、歩行中にバランスをとりにくくなります。

主な原因

開帳足とは足底の横アーチが崩れてしまった状態を言います。その原因は合わない靴を履き続けたことなどによる、足裏の筋力低下が考えられます。特にヒールのある靴は、体重がつま先にかかりっぱなしになり、足指を動かすことができなくなります。放っておくとタコや魚の目、外反母趾などの症状につながるので、靴は慎重に選択しなければなりません。

主な検査と診断

開帳足検査方法は、問診と触診によるものをまずは利用します。実際にどのような症状がでているかを聞いて、同時に触診によって痛みがあるかどうかのチェックをします。視診では、見た目上の変化をきちんと調べあげ、それによって外見上からの検査を行うのです。これでも確定が難しい場合には、X線をとってみて、画像診断を行うことになります。

主な治療方法

開帳足の治療法は、足の筋肉を鍛えるストレッチ・矯正器具を用いた治療・外科手術による治療が知られています。ストレッチは身の回りにあるタオル等を使って毎日入念に筋肉を付けていき、矯正器具は症状を悪化せないために足の甲にテープを巻いて固定します。それでも痛みが引かずに良くならない時は手術が必要となります。症状を感じた際は自分に合わない靴を履かずに、足の中に余裕があるスニーカー等を履く事も大切です。