頻発月経 ヒンパツゲッケイ

初診に適した診療科目

頻発月経はどんな病気?

頻発月経とは前回の月経1日目から数えて24日以内に次の月経がくる事を言います。
原因はストレスなどによるホルモンの乱れが原因の場合と卵巣などに原因がある場合があり、思春期の女性の場合はホルモンバランスが不安定なため無排卵周期症という排卵のない月経を起こす場合があります。
他の病気から出血を起こしている場合もあるため、頻繁に月経がおこる場合は一度病院を受診する事をお勧めします。

主な症状

頻発月経の主な症状としては月経周期の乱れが挙げられます。月経周期が24日より短い周期で繰り返され、同じ月に複数回月経が起こることを指します。思春期の女性に多くみられる傾向があります。
また、月経の回数が多くなるため、全体的な出血量が増えるために、貧血になりやすい傾向があることや、人によっては月経痛から不快感を感じる時期が多くなることがあります。

主な原因

頻発月経の原因としては、無排卵性、卵胞期短縮性、黄体機能不全型の三つが主なものとして考えられています。無排卵性は、卵巣の働きが落ちて月経があっても排卵がない状態のことを指します。卵胞期短縮性は、排卵はあるものの、卵胞期が短く排卵から月経までの期間が短くなった状態のことを指します。
黄体機能不全型は、排卵後に卵巣で形成される黄体の機能不全により、子宮が早く萎縮することで月経期間が短くなります。

主な検査と診断

頻発月経の検査方法は、まず基礎体温を測定し、排卵の有無を確認します。そしてさらに黄体や卵胞などの働きを検査します。 排卵が確認できないときには誘発剤によって人工的に排卵を引き起こし、薬で正常な月経周期に戻すようにします。
妊娠を望まない場合は治療を急ぐ必要はありません。しかし、月経での出血ではなく悪性腫瘍が引き起こしている出血である可能性もあるため、検査することをおすすめします。

主な治療方法

頻発月経の治療法とは、まずホルモンバランスを正常に整える必要があります。このホルモンを整える為には飲み薬が処方されます。
女性はホルモンの分泌により体温が高温期と低温期に分かれます。この正常な周期を薬により作り上げていくのです。薬で正常に保たれたホルモンバランスは薬を服用しなくてもやがて体に癖付いていきます。
すると生理の周期も正常になります。