醜形恐怖 シュウケイショウガイ

初診に適した診療科目

醜形恐怖はどんな病気?

醜形恐怖とは自分の体や顔を必要以上に意識する障害のことです。特に意識している部分を醜いと思い込んでいることが多いのも特徴です。
他人から見ればそれほど気にすることがないような些細なことにも真剣に悩んでいることが多いです。
また、身体的特徴について非常に強く思い悩むことが多い点などからうつ病も併発する可能性が高いと考えられています。

主な症状

醜形恐怖症の主な症状は自分の容姿に対して過剰にコンプレックスを抱くことです。男性の場合は第二次性徴によって男らしくなったことで幼児期のままでいたいという傾向、女性の場合は周りと比較することで現れる優劣を意識する傾向が強いです。
この障害になることで1日に何時間もの間自分の肉体的な欠陥を考えるようになり、社会的にも孤立した存在になります。整形する人もいるが中には精神的苦痛で自殺する人もいます。

主な原因

醜形恐怖症とは自分の容姿を「醜い」と感じてしまい、過剰なダイエットをしたり鬱状態になったりする精神の病です。
原因は諸説云われていますが子供の頃に容姿に関することで虐められたり、親から容姿を貶されたりなど、他人から傷つけられた事がトラウマとなって発症する場合が多くあります。
あまりにも高い理想と現実のギャップに悩まされている人が多いため、他人がどれだけ「美しい」と言ってもあまり治癒の効果はありません。

主な検査と診断

醜形恐怖の検査方法として、自己診断項目に次の項目を設け、患者さん自身に当てはまる項目に丸をつけてもらう方法があります。
特定の対象、状況に対し理屈に合わない恐怖を感じる。即座に強い不安に駆られ場合によってはパニック発作が生じ、理屈よりも先に恐怖に打ち負かされてしまう。強い苦痛や不安を感じつつ恐怖の対象や状況を避けている。それらにより日常生活に支障を来す。などをチェック項目内容とします。

主な治療方法

醜形恐怖の治療法は、抗うつ剤、抗不安薬などがあります。確実に治るとは限りませんが、治療として使用されることは多いです。
自分で欠点だと思う部分に対し、外科や皮膚科、歯科などの治療を受けても満足することはあまりありません。