丘疹 キュウシン

初診に適した診療科目

丘疹はどんな病気?

丘疹とは、皮膚から盛り上がったブツブツ状の病変で、直径1センチ以内のものをいいます。
半球状や扁平の隆起で、形は円形のものが多いですが、楕円形や多角形のものもあります。
丘疹の真ん中の中心に小さな水疱ができているタイプを漿液性丘疹といい、水疱を伴わない充実生丘疹と分けられます。

主な症状

丘疹の症状は、皮膚に直径1センチ以内の盛り上がったブツブツができます。赤くなるものが多いですが、そうでないものもあります。
形も円形、楕円形、多角形と様々で、表面の性状から平滑、びらん性、潰瘍性、角化性などと表現されます。
痛みや痒みを伴うことが多いです。

主な原因

丘疹などの皮膚の突起が出来る原因については、表皮細胞の増殖や、真皮内の要素の増加、細胞の浸潤、代謝産物の沈着などによって出来ると言われています。
たとえば、衣類、寝具、食物、季候、科学物質の皮膚への刺激や、精神的なストレスによっても誘引されます。
これらのほとんは充実生ですが、ときに頂点に小水泡を持っているものがあり、これらは虫刺されや、湿疹、皮膚炎などでしばしば見られます。

主な検査と診断

丘疹の検査方法は様々です。まずこの湿疹自体が種類がたくさんあり、医師が診察して診断がつくものから、詳しい検査を必要とするものまで幅広くあります。
詳しい検査を必要とする場合には、血液検査があります。皮膚疾患だけでなく血液や免疫の疾患でできることがあります。
また、皮膚の組織を少量採取し、顕微鏡で見る顕微鏡診査もあります。特有の細菌を見つける際に有効です。

主な治療方法

丘疹の治療法は、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤といった薬を服用することにより行います。
また、ステロイドの外用薬を併せて用いるということも、治療の方法として取りうるものです。
ただし、妊娠中の女性にとっては、胎児に対して内服薬が影響を及ぼすということも十分に考えられるため、ケースに合わせて使用する薬の種類や量を変える必要があります。