陰嚢

初診に適した診療科目

陰嚢はどんな病気?

精巣(睾丸)を包む皮膚の袋と言われる陰嚢は、皮膚と筋肉からなっています。デリケートな場所なので、病気にもかかる可能性があります。特に小さいなお子様もかかる可能性がある部位に水がたまる水腫。また、皮膚の袋なので、皮膚炎や被角血管腫(皮膚の表面に過剰な角化を伴う血管腫)になる可能性がありますので、日々注意してチェックしておく必要があります。

主な症状

精巣の周囲に液体がたまって、きんたまの袋が膨らむ症状が現れたら、それは陰嚢水腫とよばれる病気です。生まれたばかりの赤ちゃんに起こりやすいです。男児では精巣が胎児期におなかのなかから袋のほうまで降下してきます。このとき臓器を守っていた腹膜も一緒に引きずり下ろしてくるんですが、生まれる前にこの付け根が閉じて完全におなかと精巣は切り離されますが、閉じなければ腸が降りてきて袋が膨らむという原理です。

主な原因

陰嚢失神とは限定的な所に湿疹ができることで、はっきりとした原因がまだわかっていない病気の一つです。ですが、今日一つの要因に絞られてきていて、皮膚科医が共通認識しているアレルギー反応やアレルギーの体質のせいだというアレルギー性皮膚炎の可能性です。またアレルギー性の反応であるなら根本的なところは食べ物や生活習慣の影響である可能性が強いです。

主な検査と診断

陰嚢の症状についての検査方法には、様々なものがあります。精巣の診断、不妊治療のための検査では、主に陰部超音波検査が用いられます。超音波によって、水がたまっているかどうかなどの内部の様子について調べます。この内部の水を見る検査のためには、MRI検査やCT検査も行われます。表面にライトを当てながらの触診も行われますが、これは軽度の検査です。

主な治療方法

新生児や乳児の陰嚢水腫は、それ自体が精巣の成長を妨げるものではないため、特別な治療は行わず経過観察をします。ただし、ソケイヘルニア(脱腸)を併発した時には、痛みや腸閉塞を起こす危険性があるため早期に手術をします。また、3歳以降になっても水腫が完全に消失せずに大きくなったり小さくなったりを繰り返す場合にも、手術治療法が推奨されます。