クインケ浮腫 クインケフシュ

初診に適した診療科目

クインケ浮腫はどんな病気?

クインケ浮腫とは、原因不明に突然口や唇や目などの周りの局所性浮腫がおこる状態です。アレルギーとも言われていますが原因なしにおこる場合がほとんどです。
放置していても数時間くらいでもとに戻ります。また全身疾患がない場合がほとんどです。ですから突発性局所性浮腫ともいいます。
浮腫とは間質成分に異常に病的に水分が増加する状態を言います。疲れた時になりやすいようです。

主な症状

クインケ浮腫の症状は突然からだの一部に浮腫があらわれます。目や口、唇にあらわれ直径数センチメートルほどの大きさで丸い形をしています。
口腔内や、咽頭にもできる場合もあります。その場合は呼吸困難に陥るので注意が必要です。
じんましんに似た湿疹もあらわれますが、痒みはありません。湿疹は2、3日で自然に収まりますがまた再発を繰り返すのが特徴です。

主な原因

クインケ浮腫は別名を血管神経性浮腫と言い、血管運動神経の局所的興奮によって毛細血管が透過性亢進をし、組織間に漏出液が出ることによって起こる浮腫のことです。
原因ははっきりとは分かっていませんが、疲れているときに発症しやすいことからストレスや疲れが関係していると言われています。
また、何らかのアレルギーが関係しているとも言われています。

主な検査と診断

クインケ浮腫の検査方法は血液検査です。細かくは、C1INH活性、C3、C4、C1q、CH50です。
遺伝性血管性浮腫や後天性C1NH欠損、ないし低下症やその他の基礎疾患の有無を確認するためにすみやかに実施します。
喉頭浮腫などによる気道狭窄が疑われた場合、直ちにCTやMRIといった画像検査を行い詳細を確認することが必要です。

主な治療方法

クインケ浮腫のはっきりとした治療法はありませんが、大抵は抗ヒステミン剤を投与することでほぼ確実に完治します。そのため重症化することはまずありません。
しかし、ストレスが本症に関係している可能性があるため、ストレスをため込まず、休息を多く取り入れることも1つの治療になると言われています。
強いストレスを解消できる趣味などを探しておくことも重要となります。