起立性低血圧 キリツセイテイケツアツ

初診に適した診療科目

起立性低血圧はどんな病気?

起立性低血圧とは脳貧血の一つで、脳に回る血液の血圧が低いゆえに必要な血液が脳に回らず、結果として酸素不足になることを原因として起こる症状です。
文字通り安静の状態から起き上がったり立ち上がったりしたときに血圧が急激に下がることにより、立ち眩みや目眩などを引き起こします。
羅患している難病などの影響を受ける場合や、一時的な自律神経の調節障害や不足に起因する場合があります。

主な症状

起立性低血圧は、立っている時に血圧が下がり、貧血の様に目の前が暗くなり気を失ったりしてしまう症状があります。
しかし、病院で検査をしても貧血ではないのでわからない場合もあります。
また、血圧が低下し始めると冷や汗等も出たりするのでその時にしゃがんで倒れるのを防ぐ事も出来る時があります。血圧が低い時に起こりますが、普段は低くても上と下の差の幅があるので日常生活には支障がありません。

主な原因

起立性低血圧が発症する原因は、自律神経の疾患と考えられています。
人が体を横にした後、起立しようとするときに重力で血液が体の下の方にたまります。そのようになると、脳に血液が行き渡らなくなり脳は虚血状態になってしまいます。
この症状を持たない人は自律神経などの働きで血液を脳に戻すことができますが、自律神経になんらかの疾患があり上手く対応出来ないのです。

主な検査と診断

起立性低血圧の、検査方法としておこなわれていくものが血圧の測定になっていきます。
通常血圧を計る場合と違い座った状態で2回ほど計測をおこなうのではなく寝ている状態と立っている状態での血圧測定が必要になってきます。
寝ている状態では3回程はかりその後立位での血圧をはかっていきその二つの差について比較をしていくというものです。

主な治療方法

起立性低血圧とは、急に立ち上がった時に、血圧が下がり、めまいや動悸や眼前暗黒感を伴う病気です。起立時の血圧と寝た状態や座位での血圧との比較で診断がされます。
治療法としましては、生活指導・運動療法・物理用法などによる一般療法と薬物療法になります。
まずは、専門医による精密検査を受けて、それに伴う治療をしてもらうことになります。