金縛り カナシバリ

初診に適した診療科目

金縛りはどんな病気?

金縛りとは医学用語で“睡眠麻痺”と呼ばれる現象で、就寝中に意識はあるのに体を動かす事が出来ない病気の事です。
ひどい時にはこのまま死んでしまうのではないかと思うほど強く症状が出る場合もあります。
体を動かすことができない時間の長さは約30秒から1分の間といわれ、症状が起こる原因については疲労の蓄積とストレスが挙げられていて、体の緊張をほぐすことが病気を起こさないための予防策と言えます。

主な症状

金縛りの症状は、動けなくなってしまうことです。主に体が固まったようにこわばってしまい、張りつけられたように全身が重く、動かしたいという意思があるのに思うようにならないのです。声も上手く出せません。
しかし、視覚、聴覚ともに働いているため、この時に誰かの声を聞いたとか、姿を見た、という幻覚か心霊現象のような体験をする人もいます。

主な原因

金縛りとは睡眠中に意識があっても体が全く動かなくなってしまう症状のことをいいます。
この原因はオカルトなものから薬物までいろいろなものが考えられてきましたが、近年の研究により睡眠不調によることが判明したのです。
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返して行なっているのですがレム睡眠に異常があるときにこのような症状が発生することが報告されています。

主な検査と診断

金縛りは、生活のリズムが崩れたり、心身の疲労が重なる事で起こることがあります。この病気はストレスや睡眠障害から引き起こす事も多く、検査方法としましては、脳波の検査やMRI検査を受ける事で発覚します。
この病気は意識はあるのに体が思うように動かなくなる病気ですが、全ては生活習慣によるものが多く見受けられます。また、筋電図の検査でも調べる事が可能です。

主な治療方法

金縛りの治療法は、家庭でも行うことができます。具体的には、睡眠リズムを定着させることです。規則正しい生活を送り、ストレスマネジメントを行うことを意識することで金縛りを未然に防ぎやすくなります。
金縛りが起きてしまったときには、意識的に深呼吸をするのは難しいですが、落ち着いて呼吸をゆっくりと行えば、自然と解消されます。
ただし、性格も原因の一つとなっているので、その場合は薬の服用が推奨されます。