強迫性障害 キョウハクセイショウガイ

初診に適した診療科目

強迫性障害はどんな病気?

強迫性障害は精神疾患のひとつです。自分の意思に反して、非合理的な考えやイメージが頭に浮かんでは離れなくなり、その考えや思い込みを振り払うために何度も同じ行動を繰り返してしまうといった症状があります。不合理な考えを抑えようとしても抑えられない症状を強迫観念、それを打ち消すために同じ行動を繰り返してしまうことを強迫行為といいます。

主な症状

強迫性障害は、強迫観念(不快な考えが意に反して繰り返し頭の中に浮かび、止められない)と、強迫行為(何度も確認したり、繰り返すなどの不安を軽減するために行う行為)が主な症状です。何ども繰り返すことで、日常生活が極度に制限されてしまい、家から出られなかったり、仕事に影響することがある。この病気は、本人にも自覚があり、人に知られないようにする場合が多いことが特徴です。

主な原因

強迫性障害の主な原因となるのは繊細な性格からなにかショッキングな事件がおこってしまうと陥ってしまい易いです。普段、几帳面な人が手洗いを欠かさないようにこういった人がふとしたきっかけで強迫観念に教われて四六時中手を洗っていないと汚れているといった恐ろしい感覚に陥ったりします。精神科や神経内科に訪れ、カウンセリングと薬物療法を検討するのがいちばんです。

主な検査と診断

このまま続けていても不快な思いをする事は分かっているのに繰り返しを止められないという特徴を持つ強迫性障害の精神的な特徴は非常に判別し易く、検査方法としては精神科や地域のメンタルヘルスクリニックによる問診やカウンセリングにより比較的簡単に見つけ出す事が出来ます。依存症とは違い苦痛が前面に出るため分かり易いのです。また一応他の精神的・脳器質的な疾患ではないかどうかをMRIや頭部CTでチェックします。

主な治療方法

強迫性障害の治療法は、当人が感じている誤った判断や情報を正したり、客観的な見方をするように修正することです。嫌なことであったり、心の傷に慣れさせてあげることが重要な病であり、精神的なケアが必要と言えます。医師によって治療へ向かうかどうかは、左右されやすい部分もあります。また人によって度合い、重度な場合は入院した方が良い傾向にあります。