足関節果部骨折 ソクカンセツカブコッセツ

初診に適した診療科目

足関節果部骨折はどんな病気?

足関節果部骨折とは、足関節果と呼ばれる場所が骨折してしまうことを指しています。いろいろな種類がある骨折の中でもかなりまれなケースであると考えられます。この部位の骨折が生じる原因としては様々なことが考えられますが、最も多いと考えられるのがスポーツの激しい繰り返しトレーニングによる疲労骨折であるといえます。走ったり跳んだりする動作を繰り返すスポーツに多く見られます。

主な症状

足関節果部骨折が生じてしまった場合、観察される症状にはいくつか代表的なものがあります。もっとも一般的なものとしては、患部の痛みや発熱、腫れや炎症などがあげられます。これらはほとんどのケースで、そのすべてが観察される場合が多いと考えられます。特に急性期においては、これらはかなり激しい状態となって表れる場合が多いと言われています。

主な原因

足関節果部骨折の原因とは、跳躍したり、高所から転落することによっておこります。足関節に強い外力が働くことによって、足関節周辺の靱帯を損傷したり、骨折が起こります。それらは、足が回外するような形で内転や外転をし、色々な骨折や靱帯損傷が合わさった症候になります。骨折の状況や、転位によって、痛みや腫れなどの状況も変わってきます。

主な検査と診断

足関節果部骨折の検査方法は、足関節の観察やX線検査などによって実施していきます。足関節の状態について、変形や腫れ、あるいは皮下出血や圧痛などの病状を確認することによって診断を行います。また、骨折箇所の粉砕度合いが強い場合においては、CT検査を行うことによって、関節部の患部の損傷具合を詳しく画像検査する必要が出てきます。

主な治療方法

ギプスで固定して安静にしていると、折れた骨が繋がって足関節果部骨折を治すことが出来ます。骨が繋がってキプスを外した後に足関節を動かす訓練をすることで、以前のようにスムーズに運動をすることが出来るようになります。骨折が重症の場合は、折れた骨の代わりにボルトやプレートを埋め込む治療法で骨折を治すことが出来ます。骨を移植する方法でも治すことが可能です。