入院患者の排尿障害に対する投薬についてご質問です。

masaru
masaru (男性 / 20代)
回復期リハビリテーション病院に勤務している理学療法士です。
排尿障害に対する投薬のことで気になったのですが、周りに聞けるDrがいないため、こちらにて質問させていただきます。

脳梗塞(約2か月前発症)の70歳代男性の患者様です。泌尿器系の既往歴などはありません。
入院時より、過活動膀胱のために夜間だけで5〜10回程度尿意のために起きるのを繰り返し、慢性的な不眠状態が約1か月間持続しています。そのため、「こんなにつらいなら死んだ方がまし」という発言があり、本人のメンタル低下など、抑うつ症状を認めています。
この現象に対して、主治医(リハ科Dr)は入院時から眠剤を投与され、不眠が改善されないため、徐々に作用時間・効果の長い眠剤に変更していました。しかしそれでも改善されず、抑うつ症状を認めたため、抗精神病薬の投与を現在検討している状態です。
私が過活動膀胱に対する投薬について話題提示すると、「尿閉が怖いからね」で終わりでした。

私は、不眠という現象に対して眠剤ではなく、抗コリン剤など不眠の原因となっている過活動膀胱に対する薬剤投与が必要ではないのかと考えています。
もちろん、尿閉などの副作用のリスクがあることも分かっています。
しかし、その患者の残尿量がどの程度なのかなど、副作用発生リスクの評価や、
作用の弱い抗コリン剤(貼付型も含めて)の使用も、
「必要ないでしょ」と、検討しない様子です。

また、主治医は当院の他のリハ科Drや、他科(当院には内科・緩和のみあり)Drなど、第三者の意見を聞こうとする様子はありません。


理学療法士が勉強した程度の知識であるため、知識不足であることは十分承知です。
主治医を批判したいわけでもないです。
ただ、他に良い術があるのに見過ごされていたとしたら、
その患者の退院後の生活が全く違うものになってしまうと思ったので、質問させていただきました。
内容が不十分ですが、ご意見いただけると幸いです。
尾上 泰彦
プライベートケアクリニック東京 新宿院
貴方が理学療法士という立場で、入院中の70歳代男性、脳梗塞患者様の事をご心配なさっておられる。
また患者さんの辛い状態をみておられる。肝心な主治医のDrが、親身に患者さんのケアをしていないご様子。
察して余りあるものがあります。これを打開するには、他のスタッフや家族と相談され、主治医のDrにアタックしましょう。
他の病院でもよいですが、泌尿器科医の意見も参考になさってください。
あまりお役に立てなくて申し訳ございません。