歯周病と歯周病の全身の健康の関連
2009/05/14更新
歯周病とは??
歯周病とは、書いて字のごとく、歯の周りの組織(骨や歯肉など)の病気です。ですから、虫歯などの歯の病気ではありません。
よく、『私は歯が丈夫で、虫歯は一本もないので自信がある!』などと思ってらっしゃる人がいたら要注意!!先ほど述べたように歯の病気とは直接関係ない、歯の周りの組織の病気なのです。
歯周病はどうしてなるの??
歯周病は歯周病の原因となるバクテリアによる感染症です。ですので、感染症に対する治療を行わないと治りません。また、自覚症状がほとんどありませんので、歯周病になっているのに気が付いていない人がたくさんいます。
現在、日本では成人の約9割の人がなんらかの歯周病になっていることが知られています。すでに国民病と言っても過言ではありません。
歯周病の原因菌は??
口の中には約400種類の細菌が住んでいます。それらの中には口の中の環境を保つのに必要な細菌もたくさん含まれています。ですから、むやみやたらにうがい薬で消毒をするのはいけないことです。長期的には細菌交代現象が起こり、殺菌剤で死なないばい菌だらけになる恐れもあります。
歯周病は全身の健康と大きく関係している
”FLOOSING OR DETH”という言葉がアメリカにはあります。ブラッシングに加えフロスによる口腔掃除が常識となっている彼の国では、歯周病が死も含め、全身に様々なかたちで影響することが認識されています。日本でも最近、歯周病疾患と全身に関し、
”Periodontal Medicine”
という言葉が輸入され、ホットな話題をよんでいます。抗生物質が発達した現在では、虫歯や歯周病などによる全身の病気は起こらないとわれわれ歯科医も考えていました。ところが最近では歯周病が全身に対して病気だけではなく様々な影響があることがわかってきています。
ここでは、これまでの歯周病学的診断に加え、最近報告された事も含めた新しい歯周病の診断について述べたいと思います。
歯周病と全身との関わりの分類
これまで歯周病と全身疾患の関わりについては様々な報告がありました。歯性病巣感染の概念は紀元前700年代の古代アッシリアの書物やHippocrates(紀元前460−377)の言葉までに遡ることができます。抗生剤で感染をコントロールできる現在、糖尿病患者などは免疫が低下し歯周病が悪化することなどが知られています。また逆に、歯周病が起こす全身疾患などもあり、まとめると現在次のように分類されます。
1.全身疾患を有する人の歯周病
2.歯周病が原因となる全身疾患
3.疾患が相互に関与する場合を与える場合
4.薬剤が歯周病に影響を与える場合
5.生活習慣が歯周組織に影響を与える場合
ここでは2.と5.について説明いたします。
歯周病が原因となる全身疾患
歯周病原最近と細菌性プラークが関与し、全身疾患となる場合があります。全身の免疫が低下した場合に起こる疾患のため、乳幼児や老人に多く見られます。したがって、実際にこの患者さんは多いにもかかわらず、自分で歩いてくる患者さんと対象とする歯科では見落としている可能性があります。また細菌ではなく、炎症時に免疫細胞より産生されるサイトカインにより起こる場合もあります。(4.)
1.誤嚥性肺炎...
免疫力の低下とプラーク塊の気道感染。口腔掃除によって発病率は低下します。寝たきりの老人で多い。肺炎そのものも歯周病菌が原因のことが多い。
2.細菌性心内膜炎...
Actinobacillus actinomycetemcomitans菌の心内膜感染。A. a.を保菌している人では抜歯など外科処置で注意が必要。歯周病の人ほど、心疾患の累積罹患率も高いことが報告されている。
3.インフルエンザ...
歯周炎でPorphyromonas gingivalis 感染の人では発症率が高い事が報告されている。薬やうがいよりもブラッシングの方が予防が高い可能性があり。
4.低体重児出産、早産...
歯周炎の女性が妊娠した場合、7倍の確率で早産などの出産障害が起こる事が報告されている。その影響はタバコや飲酒よりも大きい。サイトカインの影響。動物実験では、歯周病の親から生まれる仔は免疫の異常、低下を認める。
生活習慣病が歯周組織に与える影響
喫煙は現在ではリスクファクターというより、直接の歯周病の原因との位置付けにまでされています。またブラキシズム(歯ぎしり)などの無意識下の習癖なども非常に大きな影響を与えます。これらは患者さんに問題意識を認識させることそのものが治療となります。顎口腔系は随意にも不随意にも神経系によって制御されていることを認識することが重要です。
例えば、糖尿病では
糖尿病と歯周病とは互いに影響し合い、一方だけ治し、他方を放置することは困難です。両方の病気をコントロールし、専門的に治療することが必要です。このグラフは歯周病の治療とともに、歯周ポケットの値が小さくなり、血糖値も下がった当院の3人の患者様のデータです。歯周病を治すことでなく、生命を救うための歯科治療です。
〔インプラント〕
吉野歯科医院では、現在最も臨床的に信頼度が高く、科学的根拠に基づいた骨結合型(Osseo-integration)インプラントシステムを使用しています。そのシステムは1950年代にスウェーデンのブローネンマルクらにより、チタンと骨組織が異物排除機転を顕すことなく結合し安定した状態を呈すことが示され、現在に至ります。現在ではもっとも広くかつ安全に使われいる方法です。
当院で埋入手術したインプラントは、ほぼ100%の成功率です(2005年9月現在)。部分義歯や大きなブリッジに比べ、非常に安定した成績を残しつつあります。
当院で使用しているインプラントは3i社とLifeCore社が主流です。また骨移植など、骨伝導や誘導を必要とする部位では、ハイドロキシアパタイトコート(HA)されたものも使用しています。
必要があれば、GBR(骨誘導法)や自家骨移植、Sinus-Lift(上顎洞底挙上術)も行っています。
また、インプラント以外のオプションとしても、入れ歯の症例もあり、レトロスペクティブな発想も決して捨ててはいません。
インプラント治療に必要な治療費は、吉野歯科医院ではインプラント(上部構造含む)一本につき、30万円からとなっています。骨が足りないところ、あるいは骨増生する必要がある部位などはGBR、Bone Graftをおこないますので、費用はプラス2~5万円位になります。サイナスリフト(上顎洞挙上術)やソケットリフトではさらに費用がかかりますので、患者様との相談の上、治療方針ならびに治療費を決定します。
歯周病とは、書いて字のごとく、歯の周りの組織(骨や歯肉など)の病気です。ですから、虫歯などの歯の病気ではありません。
よく、『私は歯が丈夫で、虫歯は一本もないので自信がある!』などと思ってらっしゃる人がいたら要注意!!先ほど述べたように歯の病気とは直接関係ない、歯の周りの組織の病気なのです。
歯周病はどうしてなるの??
歯周病は歯周病の原因となるバクテリアによる感染症です。ですので、感染症に対する治療を行わないと治りません。また、自覚症状がほとんどありませんので、歯周病になっているのに気が付いていない人がたくさんいます。
現在、日本では成人の約9割の人がなんらかの歯周病になっていることが知られています。すでに国民病と言っても過言ではありません。
歯周病の原因菌は??
口の中には約400種類の細菌が住んでいます。それらの中には口の中の環境を保つのに必要な細菌もたくさん含まれています。ですから、むやみやたらにうがい薬で消毒をするのはいけないことです。長期的には細菌交代現象が起こり、殺菌剤で死なないばい菌だらけになる恐れもあります。
歯周病は全身の健康と大きく関係している
”FLOOSING OR DETH”という言葉がアメリカにはあります。ブラッシングに加えフロスによる口腔掃除が常識となっている彼の国では、歯周病が死も含め、全身に様々なかたちで影響することが認識されています。日本でも最近、歯周病疾患と全身に関し、
”Periodontal Medicine”
という言葉が輸入され、ホットな話題をよんでいます。抗生物質が発達した現在では、虫歯や歯周病などによる全身の病気は起こらないとわれわれ歯科医も考えていました。ところが最近では歯周病が全身に対して病気だけではなく様々な影響があることがわかってきています。
ここでは、これまでの歯周病学的診断に加え、最近報告された事も含めた新しい歯周病の診断について述べたいと思います。
歯周病と全身との関わりの分類
これまで歯周病と全身疾患の関わりについては様々な報告がありました。歯性病巣感染の概念は紀元前700年代の古代アッシリアの書物やHippocrates(紀元前460−377)の言葉までに遡ることができます。抗生剤で感染をコントロールできる現在、糖尿病患者などは免疫が低下し歯周病が悪化することなどが知られています。また逆に、歯周病が起こす全身疾患などもあり、まとめると現在次のように分類されます。
1.全身疾患を有する人の歯周病
2.歯周病が原因となる全身疾患
3.疾患が相互に関与する場合を与える場合
4.薬剤が歯周病に影響を与える場合
5.生活習慣が歯周組織に影響を与える場合
ここでは2.と5.について説明いたします。
歯周病が原因となる全身疾患
歯周病原最近と細菌性プラークが関与し、全身疾患となる場合があります。全身の免疫が低下した場合に起こる疾患のため、乳幼児や老人に多く見られます。したがって、実際にこの患者さんは多いにもかかわらず、自分で歩いてくる患者さんと対象とする歯科では見落としている可能性があります。また細菌ではなく、炎症時に免疫細胞より産生されるサイトカインにより起こる場合もあります。(4.)
1.誤嚥性肺炎...
免疫力の低下とプラーク塊の気道感染。口腔掃除によって発病率は低下します。寝たきりの老人で多い。肺炎そのものも歯周病菌が原因のことが多い。
2.細菌性心内膜炎...
Actinobacillus actinomycetemcomitans菌の心内膜感染。A. a.を保菌している人では抜歯など外科処置で注意が必要。歯周病の人ほど、心疾患の累積罹患率も高いことが報告されている。
3.インフルエンザ...
歯周炎でPorphyromonas gingivalis 感染の人では発症率が高い事が報告されている。薬やうがいよりもブラッシングの方が予防が高い可能性があり。
4.低体重児出産、早産...
歯周炎の女性が妊娠した場合、7倍の確率で早産などの出産障害が起こる事が報告されている。その影響はタバコや飲酒よりも大きい。サイトカインの影響。動物実験では、歯周病の親から生まれる仔は免疫の異常、低下を認める。
生活習慣病が歯周組織に与える影響
喫煙は現在ではリスクファクターというより、直接の歯周病の原因との位置付けにまでされています。またブラキシズム(歯ぎしり)などの無意識下の習癖なども非常に大きな影響を与えます。これらは患者さんに問題意識を認識させることそのものが治療となります。顎口腔系は随意にも不随意にも神経系によって制御されていることを認識することが重要です。
| 嗜好品 | タバコ、飲酒、食生活 |
| 栄養状態 | 糖分の過量摂取(小児の糖尿病)ANUG(急性壊死性潰瘍性歯肉炎) |
| 生活習慣 | 不規則による免疫機能低下 |
| ストレス | 糖尿病、高血圧、薬剤による影響 |
| 咬合習慣 | 意識下 片側咀嚼 無意識下 クレンチング 睡眠時咬合 |
例えば、糖尿病では
糖尿病と歯周病とは互いに影響し合い、一方だけ治し、他方を放置することは困難です。両方の病気をコントロールし、専門的に治療することが必要です。このグラフは歯周病の治療とともに、歯周ポケットの値が小さくなり、血糖値も下がった当院の3人の患者様のデータです。歯周病を治すことでなく、生命を救うための歯科治療です。
〔インプラント〕
吉野歯科医院では、現在最も臨床的に信頼度が高く、科学的根拠に基づいた骨結合型(Osseo-integration)インプラントシステムを使用しています。そのシステムは1950年代にスウェーデンのブローネンマルクらにより、チタンと骨組織が異物排除機転を顕すことなく結合し安定した状態を呈すことが示され、現在に至ります。現在ではもっとも広くかつ安全に使われいる方法です。
当院で埋入手術したインプラントは、ほぼ100%の成功率です(2005年9月現在)。部分義歯や大きなブリッジに比べ、非常に安定した成績を残しつつあります。
当院で使用しているインプラントは3i社とLifeCore社が主流です。また骨移植など、骨伝導や誘導を必要とする部位では、ハイドロキシアパタイトコート(HA)されたものも使用しています。
必要があれば、GBR(骨誘導法)や自家骨移植、Sinus-Lift(上顎洞底挙上術)も行っています。
また、インプラント以外のオプションとしても、入れ歯の症例もあり、レトロスペクティブな発想も決して捨ててはいません。
インプラント治療に必要な治療費は、吉野歯科医院ではインプラント(上部構造含む)一本につき、30万円からとなっています。骨が足りないところ、あるいは骨増生する必要がある部位などはGBR、Bone Graftをおこないますので、費用はプラス2~5万円位になります。サイナスリフト(上顎洞挙上術)やソケットリフトではさらに費用がかかりますので、患者様との相談の上、治療方針ならびに治療費を決定します。


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