東京都中央区銀座 楠原レディースクリニック

ドクターズブログ

月経異常について

2009/05/14更新
正常な月経(生理)とはどのようなものですか?
月経が正常であるかどうかは次のようないくつかの要素から成り立ちます。

1.月経の周期が正常であること。
正常月経周期とは、月経の開始から次の月経開始の前日までの期間の長さをいいます。正常な月経周期とはその期間が25日以上38日以内に入っていることをいいます。ですからぴったり30日でなくてもその範囲内であれば正常なわけです。
2.月経の量が正常であること。
月経血の中にレバーのようなかたまり(凝血)がまじっているのは月経血量が多い(過多月経)サインの一つです。またちゃんとした食事をしているのに貧血といわれるのも月経血量が多いためであることがあります。逆に月経血の量が極端に少ないのを過少月経といいます。
3.月経の持続期間が正常であること。
正常な月経の持続期間は3日以上、7日以内とされています。ですから2日で終わってしまうとか、8日以上続くのは、問題なことがあります。
4.月経痛などの随伴症状が強くない。
通常、月経中に腹痛や腰痛、頭痛、悪心などの症状は多少はありますが、日常生活に支障をきたさないのであれば正常です。一方これらの症状が強く、日常生活に支障が出たり治療を必要とする場合は月経困難症といいます。
5.月経の開始(初経(初潮))、終了(閉経)の年齢が正常である


月経の異常はどのような状態をさしますか?

1.月経周期の異常
(1)
しょっちゅう月経のような出血がある→頻発月経
(2)
月経が40日間隔と遅れがち→稀発月経
(3)
3ヵ月以上月経がない。→無月経
2.月経血量の異常
(1)
多すぎる月経(レバーの塊のような凝血が混じる)→過多月経→貧血
(2)
極端に少ない月経血量→過少月経
3.月経の持続期間の異常
(1)
8日以上月経が続く→過長月経(本当の月経ではなく無排卵性出血のことが多い)
4.月経痛などの諸症状
月経前から月経期間中に腹痛、腰痛、悪心、嘔吐などがあり、生活に支障をきたす→月経困難症
5.初経(初潮)の時期、閉経の時期の異常
初経
早すぎる(9才以前)初経の始まり→早発思春期症
遅い初経(15才以降)→晩発思春期
18才になっても初経がこない→原発性無月経
閉経
30才代で閉経になってしまう→早発閉経(POF)

本ホームページ不妊症の治療項目のうち「(2)排卵障害の治療」を参照下さい。
55才以降月経がある→晩発閉経


よくある月経の異常について
生理不順(月経不整)
正常な月経周期とは25日以上38日以内にあればよいのですから、毎月きちんと28日や30日型でくる必要はありません。前月27日目にあり、その月にやや遅れ35日型になったというのは全く正常です。しかしいつも40日~50日型、あるいは20日毎に月経があるのは問題です。
月経痛(生理痛)が強い
月経痛(生理痛)が強く、日常生活に支障をきたす場合を月経困難症といいます。腹痛が強いため鎮痛剤が必要であるとか、仕事ができないような場合は月経困難症といってよいでしょう。

治療は極く簡単です。どうかおっくうがらずに気軽に当クリニックに御相談下さい。次の月から快適な心安らかな日常生活をとりもどせることをお約束します。

「月経異常」について私が書いた本のご紹介をいたします。
専門のお医者さんが語るQ&A
「月経異常」 楠原浩二 著
(保健同人社出版)




ホームページでご不明な点はこの本に詳しく書いてあります。
ご参考にしてください。



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