東京都 世田谷区 三軒茶屋駅近くの太田クリニックでは、患者様のお話(症状・訴え・悩み等)をよく聞き、わかりやすく十分な説明を行い、納得される最善の医療をご提供できるよう心のこもった診療を心掛けています。なぜならこれこそが医療の原点と考えているからです。

生活習慣病(肥満・高血圧・高血糖・高脂血)やメタボリックシンドローム(動脈硬化に関わる生活習慣病予防のための新しい考え方から名づけられた病的な状態)は、動脈硬化のリスクを飛躍的に増大させます。
動脈硬化は自覚症状のないまま進行し心筋梗塞や脳血管障害など命にかかわる重大な病気につながる危険があります。
当院では日本医師会認定健康スポーツ医としての活動経験をもとに、このような生活習慣病やメタボリックシンドロームに対し積極的に予防対策・改善指導・治療に力をいれております。

【内科】
内科は病気や軽いけがをしたとき、最初に患者さんが受診し初期治療(プライマリーケア)を受ける診療科です。病気の原因を的確に探り、初診患者に最も適切な医療を受けさせるための診察を行うところです。
勿論、風邪や腹痛、頭痛など頻度の高い病気やけがは内科の医師が治療します。しかし時には思わぬ原因で引き起こされている病気も少なくありません。他科の専門医の治療を受けた方が良いと判断した場合は、その専門医を紹介するのも内科の重要な勤めです。
■かかりつけ医について
医療が専門化、高度化して医療の質が向上した反面、患者さんにとっては、どの医療機関を選べば良いのか、どのような治療法を選択すればよいのか等、戸惑う ことが多くなってきています。そのため厚労省や日本医師会では、ふだんから健康について何でも相談できる「かかりつけ医」をもつことを、推奨するようにな りました。
■かかりつけ医を持つメリットとは
- 気軽に相談できる
かかりつけ医がいると、日常生活のなかで、風邪をひいた、血圧が少し高いなどちょっとした症状があるときに、気軽に診察を受けることができます。体調が悪い場合だけでなく、普段の体調など、様々な健康上の相談をすることもできます。
- 病気の早期発見につながる
ふだんから受診していると、かかりつけ医のもとには、症状や生活環境、家族の病歴など、患者さんの個人情報が蓄積されます。そのため、かかりつけ医は、患者さんの心身の変化をいち早くとらえることができ、病気の早期発見につながります。
- 継続した治療を受け易い
たとえば、高血圧や糖尿病などの慢性的な病気のある患者さんは、継続的な治療が必要ですす。この場合、かかりつけ医がいれば、同じ医師から、長期間継続しての、総合的な病気の管理が可能になります。
- 健康管理のアドバイスが受けられる
患者さんの健康指導を行うことも、かかりつけ医の大切な役割のひとつです。つまり、患者さんは病気の治療や症状の管理だけでなく、食事や運動面など日常生活指導を受けることもできます。かかりつけ医をもつことは、新たな病気の予防にもつながるのです。
- 複数の病気を患っている場合
患者さんが複数の病気を患っている場合、内科、整形外科、耳鼻科、眼科など、いくつもの診療科を受診することになります。かかりつけ医をもっていれば、かかりつけ医を通じて、適切な診療科の紹介を受けることができます。又、かかりつけ医がより詳しい検査や、より専門的な治療や手術が必要ではないかと判断した場合、患者さんは、適切な専門医や専門の医療機関の紹介を受けることもできます。
【循環器科】
■メタボリックシンドローム
肥満はいろいろな病気の元凶です。なかでも内臓脂肪型肥満は要注意。内臓脂肪がたまると、血圧や血糖値、中性脂肪等が普通より高めになり、動脈硬化を進め 脳梗塞、心筋梗塞等を引き起こし易くなります。このような状態をいわゆるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。
どうすればメタボリックシンドロームを予防できるか?
内臓脂肪を減らすためには、生活習慣の改善を行うことが大切です。ウオーキング等の有酸素運動をできるだけ毎日続け、食事は腹八分目にして甘いものを控えます。たばこはきっぱりやめましょう。内臓脂肪型肥満を解消することが、メタボリックシンドロームを防ぐ最も確実で身近な方法です。
メタボリックシンドロームの診断基準
1.ウェスト周囲径男性85cm以上。女性は90cm以上。(内臓脂肪蓄積)
2.上記に加え、以下のうち2項目以上。
- 血液中の中性脂肪が正常値(150mg/dl)より高めか、HDL(善玉)コレステロールが正常値(40 mg /dl)より低め
- 血圧が高め(収縮期圧130mmHg以上、拡張期圧85mmHg以上)
- 空腹時の血糖値が高め (110mg/dl以上)
メタボリックシンドローム診断基準による各危険因子の頻度
- メタボリックシンドロームの危険因子の頻度では、血圧高値が男女とも最も多い。
- 腹部肥満は男性で53.2%、高血圧や糖尿病、高脂血症の治療を受けている男性を含めると、ほぼ60%に及ぶ。
- 日本の診断基準では、腹部肥満を必須とし、他の3つの危険因子のうち2つ以上あてはまる場合、メタボリックシンドロームと診断される。
- メタボリックシンドロームは、男性では17.6%、治療者を含めると26.4%となり、男性の4人に1人がメタボリックシンドロームであると推測される。
【胃腸科】
■胃癌・大腸癌の早期発見
胃癌早期発見のためのスクリーニング
- 胃粘膜の萎縮が進行すると胃癌の発生リスクが高くなることから、萎縮のマーカーとして血清ペプシノーゲン法により従来のX線検査による胃癌検診よりも約3倍近く癌発見率を向上させることが報告されています。
- また、胃癌の原因としてヘリコバクター、ピロリ(HP)感染の重要性が認識され、HP感染検査(血清抗体)を血清ペプシノーゲン検査と併用することによって胃癌高危険群が同定できることが示されています。
大腸癌早期発見のためのスクリーニング
- 大腸癌は他の欧米先進国と同様に我が国でも増加を続けており悪性腫瘍の部位別には肺癌、胃癌についで第3位の死因となっている。大腸癌を早期に発見することは重要な課題であります。
- 便潜血検査は大腸癌を早期に発見し、治療を行うためのスクリーニング検査として広く普及しています。症状を訴えて診断された大腸癌と比較すると、検診便潜血陽性で発見される大腸癌の特徴として、早期癌が多い、腫瘍径が20mm以下のものが多い、内視鏡治療の適応となるものが多い、これらの特徴は高齢者でも若年者と同様である、等があげられます。
- 大腸癌死亡抑制効果も証明されており、便潜血検査は大腸癌スクリーニング検査として有効な方法と言えます。
- しかし、最近、肥満・メタボリックシンドロームと大腸癌との関連が明らかにされてきており、単なる食事習慣の改善のみならず、肥満対策、運動習慣など、生活習慣病対策が大腸癌の予防に重要であることが認識されています。
【呼吸器科】
一般内科で主に遭遇する呼吸器疾患には、次のようなものがあります。
- かぜ症候群
一般的に上気道炎(鼻・咽頭・喉頭)の急性炎症を呈する疾患の総称を「かぜ症候群」と云います。最近ではその症状が上気道だけでなく下気道(気管・気管支・肺)にまで広がっていることが多く、多病因による気道の炎症症状を総称する意味で「かぜ」または「かぜ症候群」という病名が使われています。つまり「かぜ」は独立した病気ではなく鼻から気管支にいたる気道粘膜の感染性あるいは非感染性の急性炎症のいくつかの組み合わせの総称で、厳密にいうと「急性鼻炎」「急性咽頭炎」などの病名となるがほとんど同時にそれらの症状があるので「かぜ症候群」と呼んでいます。
- 肺炎
肺のなかは一般的に無菌状態ですが、種々の原因で細菌が進入し肺内に炎症を生じる病気です。咳・黄色痰・高熱等の症状が出現しますが、高齢者では症状があまり出ないこともあります。肺炎は種々の起因微生物(細菌・ウィルス・カビ)の他、アレルギーが関与した好酸球性肺炎などもあります。
- 慢性気管支炎
咳と痰が3ケ月以上続くことが2年間に亘って認められる場合、慢性気管支炎と診断されます。原因としては、気管支拡張症・長期の喫煙・副鼻腔気管支症候群などがあります。
- 気管支拡張症
気管支が非可逆的な拡張をきたした病態です。気管支が拡張すると、気管支の浄化作用が低下し、痰がたまって細菌などが繁殖しやすく気管支炎や肺炎に罹りやすくなります。また、拡張した気管支には血管が増え、血痰や喀血も出現することがあります。
- 肺結核
結核菌による肺感染症の一つです。初期症状は咳・痰と微熱です。体重減少や全身倦怠感も認められます。近年高齢者や免疫不全患者を中心として結核新規発症患者が漸次増加しています。
- 肺癌
肺癌は初期は無症状のことが多く、症状出現時には進行しており手遅れのことが多い病気です。そのため初期検査による早期発見が大切です。血痰や胸痛は肺癌の可能性を強く疑わせる症状の一つであるため血痰や胸痛が認められた場合は、医療機関への受診が必要です。肺癌の予防のためには禁煙が重要です。
- 気管支喘息
気管支が発作的に狭窄することによって呼吸困難が出現します。アレルギーで起こることも多く、アレルギーに対する治療を必要とすることもあります。
- 肺気腫
長期の喫煙が原因となる病気で、肺が過膨張となる病気です。自覚としては体動時の息切れや息苦しさを感じてきます。進行すると不可逆性です。禁煙が予防の上で最も大切であり、治療の面でも重要です。
- 間質性肺炎(別名、肺線維症)
正常な肺は、目の細かいスポンジのような構造をしており、息を吸えば膨らみ、息を吐けば縮むという動きをスムースに行っています。何らかの原因で、この柔らかな肺に線維化が起こり、肺が固く縮んでゆき、ついには呼吸が出来なくなり死に至ることもある病気です。
- 睡眠時無呼吸症候群
夜、睡眠中に呼吸がとまり、それによって昼間に呼吸困難や眠気・意識障害を来たす病気です。また、心疾患者に生じれば、睡眠中に不整脈や狭心症が生じ、場合によっては突然死の原因になることもあります。一般的には太った人に多く又、イビキを伴う人も多いとされていますが、原因は種々であり専門的な検査が必要です。
- 胸膜中皮腫
胸腔を覆っている胸膜中皮細胞由来の腫瘍です。びまん性で予後の悪い悪性中皮腫と、限局性で予後の良い良性中皮腫に分けられます。悪性中皮腫は塵肺、特に石綿(アスベスト)を長年に亘り吸い込むような職業の人に多いようです。特に40~70才の男性に多いようです。最も頻度の高いのは、胸部痛と呼吸困難で、上腹部や肩に放散します。
【アレルギー科】
■花粉症対策
花粉症は花粉が原因
花粉症は、草や木の花粉が原因(抗原)となって起こるアレルギー性の病気です。花粉(抗原)が体内に入ってきた時に抗体が反応し、花粉(抗原)を取り除こうとして、くしゃみや鼻みずがでます。花粉症の三大症状はくしゃみ、鼻みず(水様透明)、鼻ずまりです。くしゃみは、何回も続けて出るのが特徴です。その他の症状として、のどの痒みや痛み、目の症状を伴うことが多く、かゆみ、なみだ目、充血、頭痛などが見られます。
にっくき花粉症の正体
スギ花粉症の増加としては、原因(抗原)となるスギ花粉の量が増えていること、自動車の排気ガスに含まれる粒子が抗体を産生しやすくすること、又、生活のリズムが不規則になりがちであったり、ストレスが多くなっていること、などが考えられます。現在では国民10人に1人がスギ花粉症といわれています。2月から4月にスギ花粉、続いてヒノキ花粉が5月中旬頃まで飛散します。6月から8月はイネ科植物花粉(ハルガヤ、カモガヤ、オオアワガエリ)、8月から10 月はヨモギ、ブタクサなどが代表格です。同じ環境で暮らしていても花粉症になる人とならない人がいます。これは生まれつき体内に侵入してきた異物に対して抗体ができやすい人とそうでない人とがいると考えられています。抗体ができやすい人が、抗体をつくりやすくなるような環境、つまり花粉がたくさん飛ぶような環境にさらされると花粉症になります。又、花粉症は、抗体ができやすい体質が遺伝し発症する病気なので、家族に花粉症の人がいる場合には、花粉症になる確率が高いといえます。
花粉をよせつけない対策
花粉症対策の第一は、原因となる花粉を避けることです。花粉シーズンには、なるべく外出を避けることです。特に風の強い日には、外に出ないようにしましょう。又、買い物などはなるべく午前中にすませ、外出時にはメガネやマスクなどで花粉をよせつけないようにしましょう。花粉の多い日には、窓を閉め切り、開けるときは風下の窓を開けます。このような日には、布団や洗濯物を干すのはやめましょう。大量の花粉を家の中に持ち込むこととなります。花粉の全くない部屋を一つ作っておくことは、症状の改善に強い味方になります。この部屋に入るときは花粉のついていない服に着替えます。スギ花粉は、湿気を含むと重くなってすぐ落下するので、部屋の中は加湿し乾燥しないようにします。床の掃除には、電気掃除機を使わずぬれたぞうきんでふき取り、花粉を撒き散らさないようにしましょう。
薬物療法
花粉症の治療薬には抗アレルギー薬、ステロイド薬、漢方薬などがあります。薬物療法のポイントは、「花粉が飛ぶ前から抗アレルギー薬を予防的に使うとよい」ということです。それにより最盛期の症状が緩和されます。花粉の飛散が始まってから本格飛散までは約1ケ月あります。スギ花粉が飛散しはじめは2月初旬頃の 1~2週間ほど前から薬を使い始めて下さい。そしてスギ花粉の飛散が終わる4月下旬頃まで、1~2ケ月ほど使い続けて下さい。ヒノキ花粉症もある人はさらに1ケ月続けて下さい。軽い症状がでた初期またはそれより前より予防的治療を開始する理由は、「薬の多くが十分な効果がでるまでに、1~2週間かかるため」また「花粉の刺激を受け続けると鼻粘膜がどんどん過敏になるため」といわれています。
注意点
①セレスタミンは抗ヒスタミン薬とステロイド薬の合剤です。鋭い切れ味を示します。長期服用は副作用上勧められません。連続服用する場合は2ー3錠/日なら3~5日、1錠/日でも2週間を限度とします。
②「1回の注射でスギ花粉症のシーズンが楽に送れる」という報道により、長期作用型のステロイド注射を希望する患者さんがいます。この方法を乱用して患者を集めている医師がいることが、医師のモラルとして問題視されています。ステロイド薬は強力な抗炎症作用をもつ一方、長期に効果のある全身投与(内服薬・筋肉注射)は、必ず副作用を起こします。ガイドラインにもこの方法は望ましくないと明記されています。ステロイド点鼻液・ステロイド点眼液などは、局所作用のため問題はありません。
【漢方内科】
古代中国で生まれ、経験の積み重ねにより体系化され、日本に伝来し独自の発展をとげ現代まで受け継がれてきた伝統医学の一つが漢方医学で、約500年間日本の医療を支えてきました。江戸時代末期に西洋医学(蘭方)が伝えられ、これと区別するため(漢方)と呼ばれるようになりました。
現代では西洋医学と東洋医学の融和を目指して漢方医学が見直されつつあります。漢方薬も西洋薬と同様に科学的な解明がなされつつあり、西洋医学では十分に対応できない部分を埋めることや西洋医学との併用により、特に高齢化社会における医療への貢献が期待されているところです。
西洋薬と漢方薬の違い
西洋薬(新薬)は人工的に科学合成された物質がほとんどで、その多くは一つの成分で構成されており、一つの疾患や一つの症状に強い薬理作用をしめします。それに対して漢方薬は天然の生薬を使用し、一つの薬方(処方)は原則として二種類以上の生薬で構成されていますから、多くの成分を含んでいます。そのために、一つの漢方で色々な症状にも対応することができるのです。
漢方治療が向く病気とは
漢方治療が向く病気は、病院において検査や画像診断をしても異常がないのに、自覚症状があるというような病気です(冷え症、疲れ易い、生理不順、胃腸虚弱、便秘症、自律神経失調症等)。原因の特定できない慢性の病気(更年期障害、ある種の慢性肝障害等)、体質がからんだ病気(低血圧性めまい、頭痛、肩こり、花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息等)には漢方が向くことが多いのです。又、漢方薬には速効性があるので風邪などの急性疾患は得意分野の一つでもあります。
注意点
漢方薬は、一般的に薬効(効き目)がおだやかなものが多い事から、副作用がない、副作用が少ないと思われている人がいるようですが、これは大きな間違いです。薬である限り、どのような薬にも必ず薬効があるのと同時に副作用があります。漢方薬にも副作用があります。ただ、薬の種類によって、又、人によって、副作用の発生頻度や種類、程度は異なってきます。副作用は薬を正しく服用していても起こることがありますから、どうもいつもと違うな?と感じた時はすぐ医師や薬剤師に相談して下さい。
私の専門分野は循環器疾患で、生活習慣病との関連も深く、主な対象疾患は、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、心臓弁膜症、不整脈、心筋症、心内膜炎、心筋炎、心不全などの心臓疾患(脳塞栓症)、肺梗塞などです。動脈梗化の合併として起こる病気が多いので、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症なども関連疾患とい えます。