神川小児科クリニック | 東京都 大田区 蒲田 小児科 予防接種 麻疹(はしか) 三種混合 Hibワクチン

ドクターズブログ

麻疹(はしか)またはMR(麻疹・風疹)ワクチン接種に関する緊急提案

2007/05/28更新

麻疹(はしか)またはMR(麻疹・風疹)ワクチン接種に関する緊急提案
麻 疹が流行中ですが唯一有効な手段である麻疹ワクチンやMRワクチンの絶対量が不足しています。MRワクチン接種が標準となり、麻疹ワクチンはごく少量しか 生産されず、36万本あったMRワクチンも1,2週間で半分以下となり、5月末に供給されるワクチン後は9月まで医療機関に届かないと思われます。この理 由は、ワクチン製薬会社が至急でワクチンを生産しても、検定・承認を受け小児科医の手元に到着するのに少なくとも約4ヶ月かかるためです。
少ないワクチンを有効に使用し、麻疹から子どもたちを守るためには、接種対象者に関する優先順位を決めることが必要と考えております。ぜひ保護者の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

●優先順位第1位
麻疹ワクチンを接種しておらず、麻疹にもかかってもいない子ども達=麻疹ワクチン未接種かつ麻疹未罹患の子ども達 また6ヶ月から1歳未満の麻疹接触者
麻疹にかかった人は約10~15人に病気を拡げるといわれています。ちなみにインフルエンザでは約2~3人です。いかに感染力が強いか分かると思います。麻疹に感染しやすく、しかも感染を拡大させる子ども達に予防接種し免疫をつけることが第1です。
●優先順位第2位
MRワクチン第1期対象の子ども達
感染しやすい子ども達で、お誕生日にはぜひ予防接種をお願いいたします。
●優先順位第3位
麻疹ワクチン接種後10年以上たっている子ども達
麻疹に対する抗体が低下し、感染しやすくなっています。数%程度麻疹にかかる可能性があり、また少しですが抗体を有しているため症状の軽い麻疹(修飾麻疹)に同程度かかることもあります。しかし、後者の場合には感染力は通常の麻疹より弱いと考えらます。

以上の理由で優先順位第1位、第2位の子ども達にMRワクチンを至急で接種することを提案いたします。ワクチン供給が見込めれば優先順位第3位の子ども達にも積極的に接種したいと思っています。

MRワクチン第2期の対象のお子様をお持ちの保護者の方へのお願い
現状のワクチン供給量では優先順位第1位、2位にやっとワクチンが接種できる程度と思われます。MRワクチン2期の対象の子ども達にはまだ感染防御力(抗体)が十分あると考えられ、秋にはワクチンが供給される予定ですので、是非、秋になってからの接種をお願いいたします。
また、夏休み後には麻疹の流行は終息していくと思われますので麻疹の予防接種に関して落ち着いた対応をお願い申し上げます。(2007年5月28日掲載)